SGT Round5 SUZUKA GT450km / Astemo NSX-GT #17号車|株式会社ペトロプランからのお知らせ

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レース結果

SGT Round5 SUZUKA GT450km / Astemo NSX-GT #17号車

SGT Round5 SUZUKA GT 450km / Astemo NSX-GT #17号車

ドライバー

塚越 広大 選手
松下 信治 選手

 今回のレースについて

 前戦富士大会から約3週間のインターバルをおき今シーズン2回目となる鈴鹿サーキットでの大会、2022 AUTOBACS SUPER GT第5戦『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE』が行われた。今大会も前戦同様450Kmのレース距離となっており、2回の給油が義務付けられている。

 現在チームランキング・ドライバーランキングシリーズともに8位に位置付けるAstemo REAL RACINGは、後半戦皮切りとなるこの大会で大量ポイントを獲得したい。また前回の第3戦鈴鹿大会では、チーム初となる鈴鹿での表彰台を獲得することが出来、今大会にも期待を寄せる

 公式練習

 公式予選日の27日(土)は、いつも通り朝から公式練習が行われ細かいセッティングを詰めていく。500クラス占有走行では塚越がアタックし、好調を伺わせる3番手タイムをマークする。

 予選:2位

 午前中からスケジュールがディレイした影響で、20分遅れでスタートした公式予選。

 Q1は今回も塚越が担当する。全車の中では早めにコースインし、しっかりとタイヤを温める。いよいよアタックに入るが前半セクターでウォームアップ中のライバルマシンにひっかかってしまうが冷静に攻略し、1’45.735で見事5番手タイムとなりQ2へバトンを託した。

 Q2を担当する松下も落ち着いて素晴らしいアタックで1周をまとめ、今季最上位グリッドとなる2番グリッドを獲得した。

決勝:2位

 決勝日も朝からムシムシとした暑さがサーキットを包む。

 スタートドライバーは松下。パレードラップ、フォーメーションラップの後に77周の決勝レースが幕を開けた。危なげないスタートを決めた松下は前を走る#23にしっかりついていくが、なかなかオーバーテイクできる距離までは詰めることが出来ない。しかしペースは良く、軽快に周回を重ねていく。

 18周目に#23がピットに入ったことにより、トップとなる。20周目頃には唯一51秒代で走るAstemo NSX-GT。松下はタイヤを労わりながら走っていくが、25周目あたりで背後に#16が迫る。しかしポジションを譲ることなく守り切り29周目にピットイン。タイヤ交換、給油、ドライバー交代を行い7位でコースに戻る。

 バトンを受けた塚越は34周目#8をオーバーテイクし6位となり、全車が1回目のピット作業を終えた時点で4位となる。38周目にはストレートで#23をオーバーテイクし3位となり、さらに前を走る#38とのギャップをハイペースで縮めていく。43周目にはトップ争いをしている2台を映す画面の背後に収まる位置にAstemo NSX-GTが見える。あっという間に#16と#38に追いつきトップ争いに加わるがオーバーテイクに苦労する。

 チームは予定より早めのピットインを決断し、49周目にピットインしタイヤ交換と給油を行い塚越をコースに戻す。アウトラップの50周目にクラッシュ車両が発生しSCが導入され、2回ピット作業を終えたチームの中ではトップに位置することができた。54周目にリスタートがきられ、塚越は変わらぬ快走をみせる。しかし61周目2秒後方に#23が迫り、塚越は300クラスを巧みに攻略しながらなんとか逃げ切っていく。69周目に#23にペナルティが課せられ少し安堵したのもつかの間。チームから塚越に悲痛な無線をいれることとなる。給油トラブルで予定していた量のガソリンが入っておらず、もしかするとチェッカーを受けることも難しいかもしれない。

 残り8周。FCYが入り僅かに希望が見えるも、FCY走行中も燃費走行を強いられる状況だ。なんとかトップを守りたい塚越だったが、チームの指示を守りながらの走行では攻防も虚しく74周目に#12に先行を許す形となってしまう。ファイナルラップまで燃費走行でなんとかAstemo NSX-GTを走らせるが、圧倒的なスピードの違いで背後にさらに1台迫られる。もしかするとチェッカーを受けられないかもしれないが、このまま終わるわけにもいかない。「ごめん、広大。全力で最後走って」という金石監督からの無線で塚越は最後の力を振り絞り、2位を守り切り、無事にチェッカーを受けることができた。

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