スーパー耐久シリーズ2026 第1戦 もてぎスーパー耐久 / Syntium Apple KTM #2号車
スーパー耐久シリーズ2026 第1戦 もてぎスーパー耐久 / Syntium Apple KTM #2号車
ドライバー
井田 太陽 選手
加藤 寛規 選手
高橋 一穂 選手
吉本 大樹 選手
今回のレースについて
2025年はクラスタイトル5連覇を目指したものの、強力なライバルである#47 ポルシェの出現により連覇達成はならなかったKsフロンティア KTMカーズ。迎える2026年、昨年同様井田太陽/加藤寛規/高橋一穂/吉本大樹という4人でチャンピオン奪還に挑むことになった。#47 ポルシェも昨年と同じドライバーラインアップで参戦を継続しており、KsフロンティアKTMカーズにとってはまさにリベンジマッチとも呼べるシーズンだ。
そんな第1戦の舞台は、2025年同様モビリティリゾートもてぎ。ただ今回は変則的なスケジュールで、ST-1クラスは土日でそれぞれ4時間、2レースを戦う。ドライバーにも車両にもハードなスケジュールだがそんな週末へ向け3月19日(木)の特別スポーツ走行に臨んだ。晴天に恵まれたこの日は吉本だけがドライブし、昨年同様バランス等の確認など週末に向けた作業を進めていった。ただ、この時点で#47 ポルシェも速い。今季も接戦になることが予想された。
明けて3月20日(金)は井田、加藤、高橋の3人も合流し4回中2回の専有走行に参加したが、この日はウエットコンディション。そんな中でも3人が周回を重ねたが、このオフもてぎは路面が改修されており、渡邊信太郎エンジニアが「2秒近くタイムが上がっているので、その差が大きいですね」と分析する新路面への対応もこの日の大きな焦点となった。
予選:1位
2日間の走行を経て、迎えた3月21日(土)のモビリティリゾートもてぎは晴天に恵まれた。早朝午前8時から行われた公式予選では、まずはAドライバー予選に井田が出走した。
井田はまだ気温が低い状況ながら、1分55秒924というタイムを記録してみせる。ただ、#47 ポルシェはこれを上回る速さをみせてきた。続くBドライバー予選では、加藤が1分54秒331というレコードタイムを記録してみせ、合算では3分50秒255でクラスポールポジションを獲得することができたものの、ライバルの速さは警戒すべきものであるのは間違いなかった。
今回はC/Dドライバー予選がひとつのセッションで行われることになり、高橋が1分59秒308を、吉本が1分56秒255を記録しシンティアム アップル KTMは公式予選を終えることになったが、#47 ポルシェはDドライバーが1分54秒台を記録するなどやはり速い。
午後の決勝レース1は大いに僅差の争いになることが予想される公式予選となった。
決勝1:DNF
公式予選から2時間45分ほどのインターバルで迎えた第1戦の決勝レース1。午前に続き晴天に恵まれるなか、午後1時45分に決勝の火ぶたが切って落とされた。シンティアム アップル KTMのスタートドライバーを務めたのは吉本だ。
今回、ライバルの#47 ポルシェもプロをスタートドライバーに据えており、シンティアム アップル KTMは序盤から熾烈なトップ争いを展開していく。しかし吉本のフィーリングは非常に良く、#47 ポルシェのスピードにも負けずうまくラップダウンを使いながら周回を重ねていったが、18周目に突如スローダウンを喫してしまう。エンジンが突然ストップし、吉本は惰性で130Rのイン側のグリーンまで走行したものの、再始動はならず。リタイアとなった。
ただ、吉本の感触が良かったことは翌日のレース2に繋がるものだった。チームは翌日のレース2に向けてシンティアム アップル KTMのトラブルを特定し、修復を進めていった。
決勝2:DNF
決勝レース1から一夜明け、スーパー耐久第1戦もてぎは決勝レース2が行われる3月22日(日)を迎えた。今回の第1戦は2レース戦うKsフロンティアKTMカーズだが、レース2のグリッドはST-X、ST-1を合わせてのリバースグリッドが採用されており、シンティアム アップル KTMは総勢30台のポールポジションからスタートすることになった。
そんなレース2でも、スタートドライバーは吉本が担当した。スタート直後の1コーナーで、吉本はペースを落とさずうまくラインをとり、速さに優るST-X車両を先行させていく。一方で後方の#47 ポルシェは今回はAドライバーがスタート担当。吉本はギャップを築きながらレースを進めた。
吉本は33周まで走り、井田に交代する。前日はレースを戦うことができなかった井田だが、その悔しさを晴らすように安定したペースでレースを進めていく。ただ、第2スティントでは#47 ポルシェはプロドライバーを起用しており、その順位は逆転。ただ井田は自らのペースでしっかりと前を追っていった。
井田は68周まで走り、今度は高橋にスイッチする。ただ、高橋に交代する直後からシンティアム アップル KTMはミッションに異常をきたしはじめてしまった。ミッションオイルの温度が上がってしまっており、高橋は77周を終えピットイン。チームは対策を施し再度高橋がドライブしコースインしたものの、症状は改善せず。ミッショントラブルでまさかのリタイアを喫することになってしまった。
この第1戦で、ST-1クラスは#47 ポルシェが2連勝、KsフロンティアKTMカーズは2戦連続リタイアというまさかの週末となった。
チャンピオン争いはまだまだ先のこととは言え、開幕でのこのつまづきは非常に痛いところだ。速さ、バランスは非常に良いことはドライバーたちも確認している。そのスピードを結果に結びつけるべく、まずはトラブルを洗い出していく。
