SGT Round2 FUJI 3 Hours RACE / Syntium LMcorsa GR Supra GT #60号車|株式会社ペトロプランからのお知らせ

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レース結果

SGT Round2 FUJI 3 Hours RACE / Syntium LMcorsa GR Supra GT #60号車

SGT Round2 FUJI 3 Hours RACE / Syntium LMcorsa GR Supra GT #60号車

 ドライバー

吉本 大樹 選手
河野 駿佑 選手

 今回のレースについて

 今季も国内6ヶ所のサーキットで8戦のシリーズで競われるAUTOBACS SUPER GT 2024 SERIES。開幕戦は4月13日-14日に岡山国際サーキットで迎え、2週間のインターバルを経て、ゴールデンウィーク開催として恒例の第2戦が富士スピードウェイで実施される。
 今季のSUPER GTは、3つのフォーマットによって決勝レースが競われる。開幕戦の岡山国際サーキットや最終戦のモビリティリゾートもてぎ、第6戦のスポーツランドSUGOが以前から用いられている300kmで、第2戦の富士スピードウェイと第3戦の鈴鹿サーキット、第7戦のオートポリスが3時間、第4戦の富士スピードウェイと第5戦の鈴鹿サーキットが350kmと、戦略の分かれる各フォーマットが用意されている。
 今戦は、決勝レース中に給油を伴う2回のピットストップが義務付けられていて、最初のピットストップは5周目以降。また使用できるタイヤは、スリックタイヤの場合だと6セットで、予選から決勝レースのスタートまでは同じタイヤを履く規定となっている。
 これらのレギュレーションで競われる「AUTOBACS SUPER GT Round2 FUJI 3Hours RACE」は、5月3日(金)に公式練習と予選、4日(土)に決勝レースが行なわれる。

 公式練習

 走り始めとなった公式練習は、予定通りの9時からスタートする。Syntium LMcorsa GR Supra GTには吉本大樹選手が乗り込み、まずはセットアップを確認すると持ち込まれたタイヤのチェック走行に移った。最初は決勝レースを見据えたタイヤで周回をするが、それでもトップ10内のタイムをマークする。公式練習の開始から40分が経過したところで、吉本選手から河野駿佑選手にバトンタッチすると、異なるタイプのタイヤの確認も実施。途中で吉本選手もタイヤとマシンの相性を見ると、公式練習の最後に設けられていたGT300クラスの専有走行まで河野選手がステアリングを握った。
 結果としては吉本選手が7周目にマークした1分37秒428がベストタイムで、GT300クラスの27台中15番手となった。
 公式練習のあとには20分間のFCY(フルコースイエロー)訓練と30分間のサーキットサファリが設けられていて、ともに河野選手が走行を担当。決勝レースを見据えた確認と予選への調整を実施した。

 予選:18位

 そして予定通りの14時25分にGT300クラスの予選Q1がスタート。今季から予選は2人のドライバーがそれぞれ予選Q1とQ2を走行し、合算したタイムがスターティンググリッドとなる。ただ、参加台数の多いGT300クラスでは、予選Q1が2グループに分けられ、それぞれの上位8台の計16台が予選Q2のグループ1へ、それぞれの9位以降の11台が予選Q2のグループ2を走ることになる。
 予選Q1では吉本選手がGR Supra GTに乗り込み、グループBに振り分けられた13台のマシンがコースに入った。アウトラップから3周までをウォームアップに充てると、計測3周目からアタックを行ない、まずは1分37秒607をマーク。吉本選手は翌周もアタックを続けて1分37秒282までタイムアップを図ると、チェッカーを受けた。ベストタイムの計測時点では7番手となっていたが、吉本選手のタイムを更新するマシンが現われたために9番手に後退してしまい、予選Q2はグループ2での走行となった。
 GT500クラスの予選Q1を挟む、GT300クラスの予選Q2グループ2の走行が始まる。GR Supra GTに乗り込んだ河野選手も計測3周目からアタックを行なうが、1コーナーでブレーキにトラブルが起き、若干だがタイムをロスする。この周は1分37秒225で、翌周もアタックを続けると1分37秒051までタイムアップ。ただ、ライバル勢もタイムを伸ばしたため、グループ2の5番手となり、総合で20位となった。
 明日の決勝レースは後方からのスタートとなるが、長丁場の戦いのため何が起こるか分からない。臨機応変な戦略を採り、チーム一丸でポイント圏内を目指す。

※予選終了後に走路外走行により不採用となったラップタイムが出たため順位の繰上りが発生、予選順位は18位となりました。

 

 決勝:20位

 迎えた決勝レースの5月4日(土)も予選と同じく朝から快晴で、絶好のレース観戦日よりとなる。ゴールデンウィーク開催ということで、3日、4日の両日で富士スピードウェイには8万8400人のSUPER GTファンが集結し、3時間の決勝レースを盛り上げた。4日は午前中にサポートレースやピットウォークが実施され、12時から予定通りにウォームアップ走行が始まった。Syntium LMcorsa GR Supra GTにはスタートドライバーを務めることになった河野選手が乗り込み5周を走ると、続けて吉本選手も最終のチェックを行なった。
 決勝レースは予定通りの13時30分にフォーメーションラップがスタート。河野選手は後方から追い上げたいところだったが、オープニングラップの混戦で行き場がなくなりポジションを落としてしまう。それでも4周目には21番手、12周目には19番手までポジションを戻して先行するマシンをテールトゥノーズで追った。15周目にはコースサイドで止まった車両を回収するためにFCY(フルコースイエロー)が出されたが、翌周には再開。17周目になるとタイヤ交換や給油のためにピットに戻るマシンが出始める。20周を超えても河野選手のペースは落ちず24周目には1台をパスして16番手となり、チームは26周目にピットインの指示を出した。

 今回の3時間レースは2回の給油を含めたピットストップが義務付けられている。チームは給油と4本のタイヤ交換を実施し、ドライバーは河野選手から吉本選手に乗り替わった。23番手までポジションを下げたもののピット作業はミスなく、コースに復帰。ただ、走行を始めるとすぐに吉本選手からマシンの違和感を伝える無線が入る。3周を走行しても症状は改善しなかったため、チームはマシントラブルの可能性があると判断して緊急のピットインを余儀なくされた。

 ホイールの損傷かナットの緩みなどが疑われたが、結果的には想定外のピックアップ(路面のタイヤかすやゴミ)が原因で、マシンのチェックなどで1分ほどのピットストップをしいられた。吉本選手は新品のタイヤに交換して27周目に再びコースに復帰するが、走行しているマシンでは最後尾の26番手となってしまった。トップからは2周の周回遅れとなったものの順調に周回を重ねていき、38周目に25番手、45周目に24番手、53周目に23番手と先行するマシンをパス。60周を超えると2回目のピットストップを行なうマシンが出てきて、吉本選手は71周目に18番手で最後のスティントを担当した河野選手にバトンを渡した。4本のタイヤ交換と給油を行ない、コースに戻るとすぐに自己ベストタイムを更新して周回していく。24番手まで下げていたポジションだが、85周目には21番手となり、上位陣と遜色ないラップタイムで走行していく。最終的にはファイルラップで1台をパスして20位でチェッカーを受けた。

 マシンの特性から後方のスタートだと厳しいレースになること予想されたが、想定外のトラブルによって勝負権を失ってしまった。次戦までにはSUPER GTのエントラントテストが予定されているので、マシンの状況なども含めて立て直しを図る。

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