SGT Round3 SUZUKA GT 3Hours RACE / Astemo CIVIC TYPE R-GT #17号車
SGT Round3 SUZUKA GT 3Hours RACE / Astemo CIVIC TYPE R-GT #17号車
ドライバー
塚越 広大 選手
太田 格之進 選手
予選:15位
カラッと晴れた鈴鹿サーキットで行われた公式予選日。
Astemo CIVIC TYPE R-GTは28Kgのサクセスウェイトを積みながらも、Q1を担当した太田は車の調子の良さを伺える3番手タイムを出す。続くQ2は塚越が担当する。塚越もアタックに向けタイヤを温めていきアタックラップに入った瞬間、風に煽られたようにマシンのコントロールを失いコースアウトしてしまう。幸いマシンはそのまま動き出したが、基準タイムをクリアすることができず、公式予選結果は15位となった。
決勝レースは最後尾からのスタートとなる。
決勝:6位
天気予報では朝から雨の予報だったが、ウォームアップ走行直前から雨が降り始め、ウォームアップ走り出しはウェットタイヤでのマシンチェックとなった。しかし徐々に雨は止み、グリッドに着くころには太陽も顔を覗かせはじめ、ドライコンディションでの3時間レーススタートとなった。
スタートドライバーは塚越。隊列がちゃんと整えられないままスタートが切られ、15位のままオープニングラップを終える。前の2台をパスするタイミングを粛々と狙い14周目1コーナーで#39をパスする。その後#64もパスし13番手を走行し周りのライバルたちは1回目のピットに入り始める。全車がピットインを終えた35周目にAstemo CIVIC TYPE R-GTもピットイン。給油、タイヤ交換、ドライバー交代を済ませ13位でコースに戻る。セカンドスティントを任された太田は40周目に#19をパスし、42周目には#38がトラブルによりピットインし11位となる。42周目にFCYが導入され43周目にリスタートで前を走る#23は7秒前方にいる。46周目#8がトラブルにより10位、さらにシケイン手前で太田は#23を仕留め9位までポジションを上げる。太田は快走を続け、58周目には#24と#3をまとめてパスし7位となる。Astemo CIVIC TYPE R-GTは予定より早めの63周目に2回目のピットインを行い、ドライバー交代はせず2度目の給油義務を消化し、タイヤ交換で少しミスがあったが8位でコースに戻る。前を走る#3とは約8秒差で68周目にはベストタイムを更新しながら太田はペースよく安定した走りをみせ、79周目に#3をパスし再び7位となる。前を走る#100は約4秒前方にいるがあっという間にテールトゥノーズとなる。しかしベテラン巧みなライン取りで攻略が難しく、十数周に渡り息をのむ展開が続く。3時間を経過しファイナルラップとなりこのまま7位でチェッカーを受けると思った瞬間、太田から「やったーーーー」と無線が入る。日立Astemoシケインでついに#100をパスしポジションを上げAstemo CIVIC TYPE R-GTは6位でチェッカーを受けた。