SGT Round1 OKAYAMA GT 300km RACE / Astemo CIVIC TYPE R-GT #17号車
SGT Round1 OKAYAMA GT 300km RACE / Astemo CIVIC TYPE R-GT #17号車
ドライバー
塚越 広大 選手
小出 峻 選手
予選:11位
2025年シーズンのSUPER GTがいよいよ開幕した。
今シーズンは公式予選がノックアウト方式に戻り、Q1上位10台がQ2に進出することができる。
9時30分からスタートした公式練習では順調にマシンセッティングを進めていったが、GT500クラス占有走行で小出がドライブしたがタイムは伸び悩み、公式予選に向け不安を残す結果となった。
公式予選Q1は塚越が担当する。早めのタイミングでコースインしアタックするも、0.7秒の間に全15台が入るという混戦の中で、0.049秒足らず悔しいQ1敗退となった。

決勝:8位
決勝日は朝から雨が降り続きウォームアップ走行はウェットコンディションとなり、決勝レースに向け最終的なマシンチェックを進める。スタート進行中に雨が止みそうな予報となっていたが雨が止むことはなく、ウェットコンディションで82周の決勝レースがスタートした。
スタートドライバーは塚越。SC先導のもとスタートがきられ5周目に本格的なスタートがきられたが直後に前方集団で多重クラッシュが発生する。塚越はうまくその脇を抜けることができた。クラッシュの影響で赤旗中断となり13:55に再度SC先導で再開し11周目にリスタートが切られた。8位にポジションを上げたAstemo CIVIC TYPE R-GTは同周にスピンを喫した#23をパスし7位、さらに14周目に#3がスピンし6位となり、スピン車両がグラベルに捕まったため再びSCが導入され、19周目にリスタートがきられた。塚越は雨量が多い中でも走行に集中し#19も難なくパスし5位浮上。#24をパスしようと狙っていた22周目にFCYが宣言され24周目にリスタートとなったが、塚越はその隙を逃さずしっかりとパスし4位となる。28周目には前を走る#100とのギャップを2秒差に縮めるも後ろからは#37に追われる。31周目#37に先行を許すが33周目に#100をパスし4位を走行する。ピットインするライバルが出てくるなかAstemo CIVIC TYPE-Rは46周目まで塚越が完璧なスティントを走り切りピットイン。給油、ウェットタイヤに交換し、GT500デビュー戦となる小出にドライバー交代する。路面が徐々に乾いてきている中、小出は好ペースで走行し全車ピットインを終えた52周目に4位を走行する。このころから路面はどんどんドライアップしていき57周目にスリックタイヤに履き替えるライバルが出てくる。Astemo CIVIC TYPE-Rも61周目に再度ピットインし、スリックタイヤに交換しコースに戻る。ドライタイヤでポジションを守りながら走行していたが、67周目にFCY宣言からSCが導入され、前を走る#37とのギャップが無くなる。#37には10秒加算のペナルティが課せられていたため実質3位で表彰台が見えていたファイナルラップ。金石監督からも「守り切れ!!!」と無線が飛んでいたが、#8と接触する形となりグラベルにマシンを停めることとなった。チェッカーフラッグを受けることはできなかったが、8位完走扱いとなり開幕戦を終えた。

