CATERHAM CUP JAPAN PETRONAS Syntium Series Rd.1 筑波サーキット
CATERHAM CUP JAPAN PETRONAS Syntium Series Rd.1 筑波サーキット
レース概要
今シーズンより新たにスタートした「CATERHAM CUP JAPAN」は、世界各国で開催されている「CATERHAM CHAMPIONSHIP」をモチーフに、日本市場に合わせたナンバー付きの新たなレースカテゴリーとして誕生しました。
車両にはSEVEN 170をベースに、FIA基準に適合した安全装備を施した「SEVEN 170 CUP」を使用。モータースポーツ初心者から経験豊富なドライバーまで、幅広い層の方々に本格的なレースを安心してお楽しみいただけるカテゴリーとなっています。今シーズンは東西2シリーズ体制で開催され、東日本シリーズは「PETRONAS Syntium Series」、西日本シリーズは「OBERON Series」として展開。各シリーズ全3戦、計6戦が予定されています。
予選
CATERHAM CUP JAPAN PETRONAS Syntium Seriesの記念すべき初戦が、5月5日に筑波サーキットで開催されました。パドックには13台のSEVEN 170 CUPが並び、多くの来場者の注目を集めました。レースは予選と決勝を同日に行う1DAY開催となり、初開催らしい高揚感に包まれながら、シリーズ最初の戦いの幕が開きました。
当日は晴天に恵まれ、コンディションはドライ。絶好のレース日和となりました。15分間の予選セッションがスタートすると、シグナルがブルーに変わるのと同時に13台が一斉にコースインしました。
CATERHAM CUP JAPANで使用されるタイヤは、ヨコハマタイヤの「ADVAN dB」によるワンメイクです。このタイヤの特性をいかに早く掴むかも、重要なポイントとなりました。
最初にトップタイムを記録したのは、#41古濱選手です。1分11秒475をマークし、序盤のベンチマークを築きました。これに続いたのが#22齊藤選手の1分12秒419で、#41古濱選手が一歩抜け出す展開となりました。
セッション中盤に入ると、各車が続々とタイムを更新。そんななか、#73田中選手が古濱選手に肉薄する1分11秒498をマークし、2番手へ浮上します。さらに#66高橋 基夫選手も1分11秒912までタイムを縮め、トップ争いは11秒台へ突入。上位勢は連なるように周回を重ねながら、さらなるタイム更新を狙っていきました。
膠着状態が続くなか、セッション8周目に#73田中選手が1分10秒960を記録。唯一の10秒台へ突入し、一気にトップへ躍り出ました。#66高橋 基夫選手も終盤までにさらに1分11秒586までタイムアップを果たしたものの、#41古濱選手には届かず3番手をキープしました。
一方、4番手争いも激戦となりました。#18高橋 和也選手が1分12秒221を記録し、#98山田選手の1分12秒412、#22齊藤選手の1分12秒419を抑えて4番手を獲得。僅差の攻防が繰り広げられました。
セッション終盤は、各車がさらなるタイム更新を狙ってアタックを続けたものの、路面温度の上昇やタイヤのピークアウトもあり、大きな順位変動はありませんでした。
こうして迎えたCATERHAM CUP JAPAN PETRONAS Syntium Series第1戦予選は、#73田中選手がポールポジションを獲得。2番手に#41古濱選手、3番手に#66高橋 基夫選手が続く結果となりました。
決勝
決勝レースは15周のスプリント形式で行われました。各車はパレードランを兼ねてコースインし、そのままダミーグリッドへ。スターティンググリッドには13台のSEVEN 170 CUPが並び、いよいよ記念すべき初開催レースのスタートを迎えました。
フォーメーションラップを終え、シグナルがブラックアウト。ポールポジションの#73田中選手が絶妙なスタートを決め、ホールショットを奪取しました。1コーナーで大きな混乱もなく、15周のバトルが幕を開けます。
注目となったのは2位争いです。#41古濱選手と#66高橋 基夫選手が、1コーナーから第1ヘアピンまでサイド・バイ・サイドの激しい攻防を展開。イン側の古濱選手が2位を守るかと思われましたが、アウト側の高橋選手も一歩も引かず応戦しました。最終的にこの争いは古濱選手が制したものの、その間に6番手スタートの#22齊藤選手が急接近。今度は高橋選手との3位争いへ発展していきます。

さらに、#98山田選手、#25笹尾選手、#18高橋 和也選手もこの集団へ加わり、3位争いは5台による大接戦となりました。一方、その後方でも各所で接近戦が繰り広げられ、レース序盤から見応えのあるバトルが続きました。
トップの#73 田中選手と2位の#41古濱選手は、それぞれ単独走行の状態へ入り、安定したペースで周回を重ねます。一方で、3位争いは周回ごとに激しさを増していきました。さらに9番手争いでも3台によるテール・トゥ・ノーズの攻防が続き、コース各所で白熱したバトルが展開されました。
レースが動いたのは9周目です。#22齊藤選手が#66高橋 基夫選手をパスすると、続いて#98山田選手もポジションアップ。さらに10周目には#22齊藤選手を捉え、3番手へ浮上しました。
5台による3位争いは、終始1秒以内という大接戦となりましたが、各選手とも相手へのスペースをしっかり残したクリーンなバトルを展開。観客を魅了する素晴らしい攻防となりました。このバトルはファイナルラップまで続き、最後まで目の離せない展開となりました。
トップの#73田中選手は、後続に約7秒のリードを築きながら危なげない走りを披露。そのままポール・トゥ・ウィンでチェッカーを受け、CATERHAM CUP JAPAN記念すべき開幕戦を制しました。2位には#41古濱選手、3位には#98山田選手が入りました。
レースは接触や大きなトラブルもなく、全車が安定した走りで完走。スタートからゴールまで、CATERHAM CUP JAPANらしいクリーンかつ見応えのあるレースとなりました。
