SGT Round1 OKAYAMA 300km / Studie BMW M4 #7号車
SGT Round1 OKAYAMA 300km / Studie BMW M4 #7号車
ドライバー
荒 聖治 選手
ブルーノ・スペングラー 選手
今回のレースについて
2023年シーズン開幕戦の舞台は岡山国際サーキット。
エースドライバー荒聖治選手のパートナーは3月に岡山国際サーキットで行われた公式テストで初走行にもかかわらず安定した走行を見せたBruno Spengler選手。
富士スピードウェイで開催された公式テストでは、雨の中トップタイムを記録したStudie BMW M4の2年目のシーズンに期待が高まる。
公式練習
9時10分から95分間の予定で開催された公式練習は荒選手からスタート。
雨量が増える中、荒選手は1‘37“041でその時点トップタイムを計測する。その後、GT500クラスの車両が激しくクラッシュし、セッションは赤旗中断。車両回収後に再開されたが、更に雨量が増えたため赤旗が提示され、残り20分を残して公式練習は終了。占有走行もキャンセルになり、Studie BMW M4は、公式練習をトップタイムで終えた。
予選Q1/グループB
GT300クラス予選Q1はグループA/Bに分かれて実施された。
公式練習から降り続く雨は、Aグループ走行中更に雨量が増え、5分以上を残してセッションは赤旗終了。Studie BMW M4が出走するBグループの走行開始時には雨が弱まり、各車Aグループより良いペースで走行を重ねた。
Q1を担当する荒選手は、予選開始時刻に合わせてコースイン。前の車両とのスペースを調整しながら周回重ね、Lap6で1‘40“521でその時点3番手タイムを計測。Lap7ではコースオフするシーンも見られたが、Lap8では更にタイムを縮めて1’40”097でその時点4番手タイムを計測。その後ライバルチームのタイムアップがあり、5番手で予選Q1を終えQ2進出を果たした。
予選Q2:3位
予選Q2を担当するBruno Spengler選手も予選開始時刻に合わせてコースイン。変わらずウェットコンディションながら、予選Q1時よりかなり雨量が少ない状態での走行になった。
初走行の公式テスト以来2度目の走行のBruno Spengler選手は、他のドライバーに遜色のない走行を見せ、Lap4では1‘38“425でその時点3番手。Lap5で1’37”703とタイムを縮め、Lap6には更に1‘36“798を計測しその時点の2番手タイム。Lap9で1‘36“751を計測、ベストを更新するもライバルチームのタイムアップがあり3番手で予選を終えた。
決勝:6位
予選日とは変わって青空が広がった岡山国際サーキット。
多くのファンがサーキットに来場し、グランドスタンドでは各チームのBIGフラッグも振られ熱い声援のなかついに開幕戦を迎えた。
決勝に先立って行われたウォームアップ走行では、荒選手からスタートし、後半にBruno Spengler選手へ交代し、決勝へ向けたセットアップを確認した。
2023年シーズンスタートの300kmレースは、前日の予選によりGT300クラス3番手からスタートするStudie BMW M4には、Bruno Spengler選手が乗り込み、定刻の13時30分にパレードランへ向けてグリッドを離れた。
スタート直後から各所で激しいバトルが展開されるなか、Studie BMW M4は3番手ポジションをキープして走行。しかし、11周目にライバル車両と接触し6番手ポジションへダウン。レーススタートに合わせたかのように降り始めた雨が周回を重ねる毎に強くなりはじめ、タイヤ交換の為にPITへ入る車両が増えた14周目には1コーナーでコースオフした車両が発生。車両回収の為にFCYが宣言された。その後更にPITロード出口付近で車両ストップしたため、SCが導入された。
ホームストレートでGT500、GT300クラスの順位になるよう整列。更に雨量が多くなっており、PITレーンがオープンになった18周目にStudie BMW M4もPIT INしてウェットタイヤへ交換、給油を行った。SC中に16番手でコース復帰。SC解除後は良いペースで走行を重ね、ライバル車両のPITストップもあり31周目には11番手、36周目には8番手を走行。
38周目にはルーティンのPITストップで荒選手へドライバー交代しスリックタイヤへ交換して6番手でコース復帰。41周目には4番手にポジションアップ。43周目にライバル車両がストップしたためFCYが提示された。
更にもう1台車両ストップのためFCYが継続。FCY解除される頃には雨が降り始め、47周目にはクラッシュ車両が発生しSCが導入されこのレース2度目のホームストレート上でのクラス毎の順位並べ替えを実施。その作業中更に雨量が多くなり落雷もあるため赤旗提示。全車ホームストレート上にマシンを停めた。
15時35分赤旗解除し車両の並べ替えを行いSC先導でレースリスタート。PITレーンオープンに合わせてチームはStudie BMW M4をPITへ呼び込みウェットタイヤへ交換。コースへ復帰後1コーナーでGT500クラス車両がストップしSC宣言。Studie BMW M4は6番手ポジションで走行。更にGT300クラスの車両もストップしSCが継続。
雨量が更に増えたため再び赤旗提示された。レース最大延長時間の16時30分に迫る16時20分に雷が鳴るなかSC先導で走行再開。残り5分を切った頃、再度赤旗提示されそのままレース終了が宣言された。
Studie BMW M4は6番手でこのレースを終えた。
※FCY(フルコースイエロー):小規模なアクシデント時に提示。宣言後、全ポストで黄旗が振られると走行速度が 80km/h に規制され、追越し禁止。この間の PIT IN は禁止。