SGT Round2 FUJI 450km / Astemo NSX-GT #17号車
ドライバー
塚越 広大 選手
松下 信治 選手
今回のレースについて
毎年恒例のGW真っ只中に開催される富士スピードウェイでの第2戦が今年も無事に開催された。コースサイドに張られたたくさんのテント、ファンの方で埋め尽くされるグランドスタンドを見ると、少しずつレースの現場も日常を取り戻してきているなと感慨深く嬉しくなる。
2022 AUTOBACS SUPER GT第2戦『FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE』の大会タイトル通り、今大会は450Kmの長丁場レースとなりピットストップ2回(その内ドライバー交代1回)が義務付けとなっており、各チームの戦略もレース攻略の肝となる。
予選:15位
3日に行われた公式予選。今回は松下がQ1を担当する。
午前中のフリー走行より気温が下がり、タイヤを温める時間も考慮し開始早々にコースインする。松下は入念にタイヤを温め4周目にアタックに入るが、ブレーキをロックさせてしまい思うようなアタックができず翌周に再度アタックする。
傷めたタイヤだが1発でタイムを出すべく集中し、1周をまとめ1’27.501で12番手タイムとなる。しかし、このベストラップが走路外走行の審判を受け当該ラップタイムが抹消されAstemo NSX-GTは決勝レースを15番グリッドからスタートすることとなった。
決勝:9位
決勝日も快晴に恵まれ、雲一つかかっていない壮大な富士山に見守られ、14時30分100周450Kmの決勝レースのスタートがきられた。
スタートドライバーは松下。1コーナーで少し接触がありながらもポジションを上げ、オープニングラップで12位となる。3周目までに抜きつ抜かれつがあり13位を走行し、6周頃から300クラスマシンとの混走が始まる。300クラスを攻略しながら前を走る#39との1秒前後の攻防戦をしていくもなかなかチャンスが訪れない。27周目頃よりピットに入り始める500クラスのマシンが出てくる。Astemo NSX-GTは33周目についに#39をパスし8位浮上。ほぼ500クラスのライバルたちがピット作業を終えた41周目にAstemo NSX-GTは1回目のピットインを行いドライバー交代、タイヤ交換、給油を済ませ13位でコースに戻る。
塚越に代わり後半戦に臨もうとした矢先、43周目に300クラス車両の大きなクラッシュが発生し、FCYが出されたのちセーフティカーが導入されコース修復に時間を要すため48周目に赤旗中断となった。16時25分にセーフティカーランでレースが再開され52周目にリスタートがきられた。56周目に前を走る#38にペナルティが課せられAstemo NSX-GTは12位となる。
気持ちを切り替え更なるポジションアップを狙おうとした59周目に再び大きなクラッシュが発生し、2度目の赤旗中断となる。目を覆いたくなるクラッシュの衝撃は大きく、それに伴いコース改修にも時間がかかり最大延長時間の18時20分まで残り15分を残したところでセーフティカー先導でレースが再開するもそのままチェッカーフラッグを受けることとなった。
他車のペナルティもあり、最終リザルトは9位となった。なお、レースは当初予定の周回数の75%を消化していない為ハーフポイントの付与となっている。