SGT Round3 SUZUKA 300km / Astemo NSX-GT #17号車
ドライバー
塚越 広大 選手
松下 信治 選手
予選:5位
午前中に行われた他カテゴリーレースの影響により10分遅れで行われた公式予選。
練習走行では悪くなさそうな感触を得て臨んだQ1。今回は塚越が担当する。
ライバルたちより割と早めにコースインするAstemo NSX-GT。午前中よりも路温が上がったコースでアタックのタイミングを狙う。塚越は完璧なアタックを決め、4番手タイムとなる1’44.891で見事今シーズン初となるQ1突破を果たす。
続くQ2は16時06分より行われ、松下がステアリングを握る。松下も入念にタイヤを温め渾身の1周のアタックで1’44.653を出すもライバルたちもタイムを上げ、決勝グリッドは5番手となった。
決勝:2位
5月とは思えない真夏のような強い日差しが照りつけた決勝日。
13時10分から始まったウォームアップ走行だったが、300クラスマシンのクラッシュによりセッションは途中で赤旗中断となってしまった。
その影響で10分遅れの14時40分よりフォーメーションラップがスタートし、2周のフォーメーションラップの後52周の決勝レースがスタートした。
スタートドライバーは松下。2周目1コーナーで#16をオーバーテイクし、勢いそのままでさらに日立Astemoシケインで#19をオーバーテイク。あっという間にポジションは3位となる。3周目にライバルがマシンをコースサイドに停めた影響でFCYが導入される。その間に金石監督から「よう頑張ったな」と激励の無線が入り松下を鼓舞する。FCYは翌周に解除となり、6周目から300クラス車両との混走が始まる。11周目にクラッシュ車両が発生しセーフティカーが導入され14周目にリスタートがきられる。前を走る#37をなんとか捕えたいところだがなかなかチャンスが訪れない。
作戦通りの20周目にピットインし、ピット作業、ドライバー交代を済ませ7位でコースに復帰する。このピット作業で#37のアンダーカットに成功する。28周目に再びFCYが導入され、そのタイミングでピット作業を終えコースに復帰した#39に先行を許すこととなってしまう。しかしFCYが解除されると難なくオーバーテイクに成功し、500クラス全車のピット作業が終わった時点でAstemo NSX-GTは2位を走行する。
トップを走る#3とのギャップは約16秒、さらに背後に迫る#37は1秒前後の距離で攻防する周回が続く。3度目となるFCYが39周目に導入され、コース改修の為セーフティカーが導入される。ここで前を走る#3とのギャップが無くなり最後の願いをかけ43周目にリスタートがきられたが、ライバルには速さが及ばず、しかし塚越は集中力を切らすことなく背後のライバルたちを抑えポジションを守りきり2位でチェッカーを受けた。