SGT Round3 SUZUKA 450km / Studie BMW M4 #7号車
SGT Round3 SUZUKA 450km / Studie BMW M4 #7号車
ドライバー
荒 聖治 選手
柳田 真孝 選手
今回のレースについて
この大会もエースドライバー荒聖治選手のパートナーは柳田真孝選手。予選日前日は台風による大雨。
Rd.3の舞台、鈴鹿サーキットがある三重県も南部を中心に被害が出ており、各交通機関に影響が残るなかで開催された。鈴鹿サーキットは、予選日朝には雨が上がり、公式練習からドライコンディションで走行。昨年、デビューイヤーでポールトゥウィンを飾ったStudie BMW M4に期待が高まる。
公式練習
直前に行われていたF4の赤旗の影響で5分遅れの9時15分から85分間の予定で開催された公式練習は荒選手からスタート。ウェイティングの後コースへ送り出すと、タイヤとマシンのセッティングの確認を入念に行った。
後半は、柳田選手へ交代し、マシンの確認を行った。引き続き行われたFCYテストも柳田選手が担当、サーキットサファリは荒選手が担当し、引き続きマシンのセッティングの確認を行なった。
予選:16位
[予選Q1/グループA]
GT300クラス予選Q1はグループA/Bに分かれて実施。Studie BMW M4はAグループで出走した。直前に行われていたF4の進行状況の影響で20分遅れの15時25分にスタート。Q1を担当する荒選手は、入念にタイヤを温めアタック2周目で1‘57“244。GT300クラス予選Q1Aグループ2番手タイムでQ2進出を果たした。
[予選Q2]
予選Q2を担当する柳田選手も入念にタイヤを温めながら、アタックスペースを確保していく。アタック2周目で1‘58“193でその時点15番手。ライバル車両のタイムアップがあり16番手タイムで予選Q2を終えた。
決勝:1位
予選日に続き決勝日も朝から青空に包まれた鈴鹿サーキット。台風の影響による強風も予選日よりは多少落ち着き、より体感気温が高く感じられる。決勝に先立って行われたウォームアップ走行は荒選手からスタートし、柳田選手へ交代。決勝へ向けたセットアップの確認を行なった。
前日の予選によりGT300クラス16番手からスタートするStudie BMW M4には荒選手が乗り込み、定刻の13時30分に三重県警の車両に続いてパレードランへ向けてグリッドを離れた。全車クリーンなスタートを切ると7号車Studie BMW M4はその後の給油時間を短縮するためにすぐにピットイン。給油のみ行いコースへ送り出した。
5周目にはクラス25番手を走行。6周目にはライバル車両がヘアピンでタイヤ脱落によりコース上でストップ。FCYが宣言され、そのままSCが導入された。コース上でクラス別に隊列を整えた後、12周目にSC解除されリスタートがきられた。リスタート後にピットインする車両が多く、クラス11番手、ピットインした車両では2番手を走行。
20周目に7番手、ピットインした車両では3番手を走行。25周目には6番手を走行。前を走る2番手争いの3台のライバル車両へ迫る。29周目にGT300クラス全車が1回目のピットストップを終えてStudie BMW M4は3番手。上位2台の車両と変わらないタイムで走行を重ねた。
36周目にルーティンの2回目のピットストップで柳田選手へドライバー交代。同時にピットストップしていた2番手を走る車両をピットで逆転。
翌37周目に2回目のピットストップを終えアウトラップのトップ走行の車両をオーバーテイク。その時点クラス12番手、ピットストップ義務を終えた車両ではトップを走行。43周目クラス6番手走行、後ろの2号車が迫る。49周目にGT300クラス全車がピットストップ義務を終え、Studie BMW M4はトップ走行。後ろに迫る車両を抑えながら走行を重ねる。
54周目にGT500クラスとGT300クラスが接触し大クラッシュ。即時SCが導入され、そのままレッドフラッグ。ホームストレート上にクラス別で車両を整列させた。救出に時間がかかるため、ドライバーは車両を降りている。チーム監督が集まりブリーフィングの結果、このままレース終了になり、今期初優勝を獲得した。
※FCY(フルコースイエロー):小規模なアクシデント時に提示。宣言後、全ポストで黄旗が振られると走行速度が 80km/h に規制され、追越し禁止。この間の PIT IN は禁止。