SGT Round4 FUJI GT100LAP / Astemo NSX-GT #17号車
SGT Round4 FUJI GT 100LAP / Astemo NSX-GT #17号車
ドライバー
塚越 広大 選手
松下 信治 選手
今回のレースについて
全国各地で連日猛暑のニュースが流れ暑さが厳しいレースになると予想し臨んだ「2022 AUTOBACS SUPER GT Round4 FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE」だったが、予選日の6日は朝からサーキットを霧が多い、半袖で過ごしていると肌寒さを感じるほどの気候となった。
公式練習
定刻の9時より始まった公式練習だったが、Astemo NSX-GTは路面の状況が落ち着き始めた9時30分頃にコースインし、松下がマシンの状態をチェックする。
10分間の500クラス占有走行では塚越がアタックするも、タイムがふるわず14番手となり予選に向けて不安を残すこととなった。
予選:15位
公式予選はスケジュールディレイの関係で15時35分からGT500クラスのQ1がスタートした。8月とは思えない肌寒さで午前より気温が低く感じる。Q1担当は塚越。早めにコースインし入念にタイヤを温めアタックに挑むもタイムが伸びず落胆の15位となった。
しかし、決勝レースは100周の長丁場となる為チームは入念にミーティングを重ね決勝に臨む。
決勝:10位
決勝日午前中は太陽が顔をのぞかせていたが、ウォームアップ走行が終わりグリッドへのコースインを待っている間にサーキット上空に薄黒い雲が多いはじめ、雨が降り始める。スタート進行時も雨は降ったり止んだりを繰り返していたが、スタート時刻が近づくにつれ再び上空は晴れ間がのぞき、ドライコンディションでのレースとなった。
#16のペナルティによりグリッドが一つ繰り上がり、奇しくもAstemoファンシート目の前の14番グリッドとなり、応援席の皆様からたくさんの応援パワーを頂き決勝レースがスタートした。今大会は2回の給油が義務付けられており、各チームの戦略も見どころとなる。
フォーメーションラップが1周追加となり決勝レースは99周に減算された。
スタートドライバーは松下。オープニングラップで#3をパスする。さらに6周目には#38のペナルティが消化されポジションを12位に上げる。17周目に前を走る#64、後ろから迫る#16とのバトルが続くが最終的に#16にパスされる形となり13位となる。その後も#64、#16との攻防戦が続くが攻略に苦戦し、チームは20周目に給油のみのピット作業を行う作戦をとる。34周目あたりよりGT500クラスのマシンがピットに入り始める。Astemo NSX-GTはタイヤ交換を行っていない中50周を走っているが、松下は「頑張る!」と無線を飛ばしながら1分31秒代のタイムを刻みながら必死に周回を重ねる。
57周目にAstemo NSX-GTは2度目のピットインで通常のピット作業となるドライバー交代、給油、タイヤ交換を行う。塚越に交代し13位でコースに復帰し、巻き返しを図る。71周目にベストタイムの1.31.030を更新し79周目にはアウトラップの#19をパスし11位となる。85周目あたりより#16との差が縮み虎視眈々とタイミングを狙っていき87周目にパスし10位。前を走る#64との差は約5秒差で、さらなるポジションアップを狙っていたが逆に後ろを走る#19にパスされてしまいポイント圏外の11位となってしまう。塚越は最後まで諦めず97周目に#64をパスし、1ポイント獲得となる10位でチェッカーフラッグを受けた。