SGT Round6 SUGO GT 300km / Syntium LMcorsa GR Supra GT #60号車|株式会社ペトロプランからのお知らせ

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レース結果

SGT Round6 SUGO GT 300km / Syntium LMcorsa GR Supra GT #60号車

SGT Round6 SUGO GT 300km / Syntium LMcorsa GR Supra GT #60号車

 ドライバー

吉本 大樹 選手
河野 駿佑 選手

 今回のレースについて

 4月の第3週に開幕した2022年のAUTOBACS SUPER GT。今季も8戦のシリーズで競われていて、開幕からの5ヶ月で5戦を終了した。
 ただ、第5戦の鈴鹿サーキットから第7戦のオートポリスは5週間で3戦が実施されるスケジュールとなっていて、チームにとっては慌だしい期間となる。そんな連戦の間のレースとなるのが第6戦「SUGO GT 300km RACE」で、9月17日(土)に公式練習と予選、18(日)に決勝レースが行なわれる。

 今季はGR Supraにマシン変更し2年目のシーズンとなるため、昨年を上回る成績を求めていたLMcorsa。だがマシンの性能調整などの影響もあり、ここまでの5戦で3回の入賞と本来のパフォーマンスを発揮できずにいた。
 今戦の舞台となるスポーツランドSUGOはコーナリングが得意なGR Supraとの相性が良いとされ、昨シーズンは予選で3位を獲得している。そのため、チームは今季最高の成績を求めて第6戦に挑んだ

 公式練習

 走り始めとなる公式練習は、17日の9時25分から11時10分までの1時間45分間にわたり実施された。まずは吉本大樹選手がSyntium LMcorsa GR Supra GTに乗り込み、セットアップと持ち込まれたタイヤの確認をする。

 1回のピットストップを挟み、吉本選手は13周の走行のみで河野駿佑選手にドライバーチェンジ。通常ならば吉本選手がセットアップを煮詰めていくのだがマシンのバランスそのものは悪くないということで、河野選手が決勝レースを想定したシミュレーションを実施した。

 そして、公式練習の最後に設けられているGT300クラスの専有時間では、予選を想定したアタックを行なう1分19秒774のベストタイムをマークした。マシンの状況は悪くないもののグリップ不足のためにタイムが伸び悩み、GT300クラスの27台中18位の結果となった。

 予選:2位

 公式練習の終了後には20分間のFCY(フルコースイエロー)テストが実施され、予選に向けての最終的な調整を行なった。

 予選はピットウォークや併催シリーズの決勝レースを挟み14時30分からスタート。今回の予選もGT300クラスは2組に振り分けられ、上位8台ずつの計16台が予選Q2へ進出することになる。LMcorsaはB組で出走し、吉本選手が予選Q1を担当した。
 コースオープンとともにウォームアップ走行を始めると計測3周目にアタックを開始。セクター1、2ではこの時点での全体ベストタイムをマークし、結果的には1分18秒628をマークする。吉本選手は翌周もアタックを続けるとセクター2では3周目のタイムを上回るが、惜しくもベストタイムを更新することはできなかった。それでも、B組の6番手で予選Q2へバトンをつないだ。

 GT500クラスの予選Q1を挟み行なわれた予選Q2。Syntium LMcorsa GR Supra GTには河野選手が乗り込む。吉本選手と同様にアウトラップから2周にわたってウォームアップすると、計測3周目にアタック。
 セクター2で全体ベストを刻み好タイムが期待されるなか、掲示モニターには1分18秒022と表示される。この時点で2番手のタイムだったが、10分間の予選終盤にタイムを上回られ結果的に3位となった。
 だが、正式結果ではポールポジションを獲得したマシンにペナルティが科され、2番手グリッドを獲得した。決勝レースは今季最上位となるフロントローから優勝を目指す。

決勝:15位

 迎えた決勝レース日の18日(日)は、早朝から好天となりスポーツランドSUGOには陽が差し込む。午前中にはサポートレースやピットビューイングなどが行なわれ、SUPER GTの開催を待ち望んだ1万7000人の観客が訪れた。
 昼過ぎまでは晴れ間が見えていた空模様だったが、13時過ぎからのスタート進行の頃になると黒く低い雲がサーキットに立ち込めてきた。ただ、スタートまで路面を濡らすことなくドライコンディションで決勝レースを迎えた。

 フロントローに並んだSyntium LMcorsa GR Supra GTには吉本選手が乗り込み、決勝レースは2周のパレードランとフォーメーションラップを経てスタートした。オープニングラップの3コーナーでは速くもGT300クラスのマシンが接触によりコースオフ。
 このアクシデントによりセーフティカーが導入される。ただ、コースサイドに止ったマシンはすぐに移動され、3周目にレースは再開する。2番手をキープしていた吉本選手だが、後方からは加速性能に勝るランボルギーニGT3が襲いかかる。要所を押さえていたものの5周目のシケインで1台にパスされると、続くハイポイントコーナーでもう一台のランボルギーニGT3に抜かれてしまう。

 後続からは立て続けにGT3勢が迫ってくるが4番手は死守。不安定な空模様のままオープニングラップから10周目までレースは展開するが、11周目になると大粒の雨が降り出してくる。
 吉本選手は濡れた路面のなかでもポジションを守るが、チームは雨量が増えると判断して14周目にピットに戻る指示を出した。4番手でピットレーンに進んだSyntium LMcorsa GR Supra GTは、レインタイヤへの交換と給油を済ませてコースへ復帰する。

 路面はウエットコンディションとなるが、スリックタイヤのままで走り続けるマシンとレインタイヤを履いたマシンが混在。イレギュラーなピット作業によって17番手まで後退したが、雨量が強くなれば追い上げられる戦略だった。だが、Syntium LMcorsa GR Supra GTは想定した。
 ペースで周回することができないことに加え、雨足が弱くなってしまう。18番手、25周目には19番手と徐々にポジションを下げてしまう。ペースが上げられないが、チームは戦略的にこのタイミングで吉本選手をピットに呼び戻すことができなかった。

 結果として30周目に吉本選手にピットインを伝え、河野選手にドライバーを交替するとともに、タイムの伸びなかったレインタイヤとは異なるモデルを装着。31周目に23番手でレースに復帰すると河野選手はライバル勢よりも速いペースで周回する。
 河野選手にドライバーチェンジしてからも断続的に雨は降っていたが、40周目を超えると路面が徐々に乾きはじめレインタイヤでの周回が厳しくなってくる。

 18番手までポジションを挽回していたが、チームは46周目に再びピットインの指示を出しスリックタイヤに交換。このピットストップにより21番手に後退し、再び先行するマシンを追ったがレース序盤から中盤で築かれたギャップを取り戻すのは困難だった。
 50周目には18番手、60周目には16番手までポジションを回復させたものの終盤にはラップタイムが鈍ってしまい77周目に15位でチェッカーを受けた。
 フロントローからのスタートで表彰台でのフィニッシュも十分に可能だったが、レース序盤から中盤にかけての降雨により翻弄される結果となった。

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