SGT Round6 SUGO 300km / Astemo NSX-GT #17号車
SGT Round6 SUGO 300km / Astemo NSX-GT #17号車
ドライバー
塚越 広大 選手
松下 信治 選手
今回のレースについて
太陽が顔を覗かせると強い日差しが照りつけ気温が上がり、汗ばむような気候の中のスポーツランドSUGOで2022 AUTOBACS SUPER GT第6戦『SUGO GT 300km RACE』が行われた。
公式練習
前戦鈴鹿大会で2位表彰台を獲得し、3台が同率2位で臨んだ今大会。燃料リストリクター2ダウンとなるサクセスウェイトが厳しいAstemo NSX-GT。
公式練習でセットアップを詰めていき、500クラス占有走行の10分間で塚越がアタックするも13位となり、サクセスウェイトのハンデを痛感する。
予選:4位
15時03分より始まった500クラスQ1は塚越が担当する。続々とマシンがコースインしていくなか、Astemo NSX-GTは約3分間待機しピットを離れる。固唾を呑んで見守る中、塚越のタイムは8番手タイムとなり厳しい状況のなか見事Q1を突破した。
バトンが引き継がれた松下は期待を背負いアタックに臨み、予想を上回る5番手タイムで予選を終えた。他車のペナルティがあり、決勝グリッドは4番グリッドからのスタートとなった。
決勝:12位
決勝日も朝から晴天に恵まれたが、12時40分から始まったウォームアップ走行中から怪しい雨雲が出てきて、グリッド上では時折雨を感じるタイミングもあったがドライコンディションでフォーメーションラップがスタートした。
スタートドライバーは松下。2周のフォーメーションラップの後84周のレースが幕を開けた。前後を走るマシンはAstemo NSX-GTよりサクセスウェイトが軽いライバルたちなので、松下は無理をし過ぎることなく、しかしながら巧みに後続のマシンを抑え4位を守る。
期待が持てそうな走りで周回を重ねていたが12周目頃より雨が降り始めあっという間に大粒の雨がコースを濡らす。ピットから松下に無線を飛ばすが応答がない。無線で繰り返し応答を呼びかけるも反応はなく、その間にライバルたちはレインタイヤに交換する為に続々とピットに入ってくる。
ボードでピットインを促し18周目Astemo NSX-GTもピットに入りレインタイヤに交換し10位でコースに戻る。その後も無線はほぼ繋がらない状態で、マシンのフィーリングもコースの状況も分からないまま周回が進む。
34周目ルーティンのピットインでドライバー交代、給油、タイヤ交換を済ませ塚越が12位でコースに戻る。塚越もレインタイヤで走行していくが、雨が止んできて徐々に路面が乾いてきている中でなかなかペースを上げることが出来ない。
チームは状況を確認したいが、相変わらず無線はつながらない。時折交信できるタイミングで塚越に状況判断を促し、49周目再びピットインしスリックタイヤに交換する。なんとかチャンスを狙っていったが虚しく12位でレースを終えた。
Astemo REAL RACINGはランキングトップと20ポイント差で次戦オートポリス大会に臨む。